カテゴリ:ワンポイント学習シリーズ( 25 )

ワンポイント学習シリーズ 伊東論文

「通訳論-ろうあ者の権利守る通訳を」
~1968年 伊 東 雋 祐~


 私などの経験からは時に混乱をおこし、正しい通訳活動ができにくい場面も起きてくる。ことに、言語力量の乏しい人の裁判通訳とか、非常に複雑な人間関係の織りなす問題の場合、単に手話の技術だけでは処理しきれなくなる。そればかりかではなく、通訳者時に通訳活動の使命を離れて音声語による発言の個<健聴者>に片寄って、ろうあ者にそれをおしつけていく傾向が出てくる。通訳者は大ていが健聴者であることが一層
この種の傾向に走り易い側面をもつものである。

 全文はコチラ
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※「伊東雋祐は神であった!」→
コチラ
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by zentsuken2011oita | 2010-10-31 00:15 | ワンポイント学習シリーズ

ワンポイント学習シリーズ 3・3声明

 3・3声明について学習

 社団法人 京都府ろうあ協会  京都府立ろう学校同窓会 資料から

 昭和40年11月18日京都府立ろう学校高等部の生徒全員は学校行事として予定されていた船岡山写生会をボイコットして学校に集まり、その立場を明らかにするビラを全校に配布、生徒集会を開くという事件をおこした。われわれは、この事態を重視し、学校側及び生徒代表者の説明を求め、次の様な事実をつきとめた。

1.どうしてこういう事件がおこったか

(1)第1学期末に学校プールの清掃問題で、教師と生徒に対立が生じた。理由は、教師間の連絡不充分及び指導性、計画性の欠如による事故が、生徒の非常識、無理解という点にすりかえられ、生徒が教師によって一方的に非難されたことによる。

(2)その結果、高等部生徒会と教師の話し合いがもたれ、生徒の懸命の抗弁にもかかわらず、教師側は、これは単なる誤解であり、生徒の無理解であるとの見解をゆずらなかった。しかし、生徒のもっていたいろいろの問題については、更に第2学期に話し合いを開いて、問題を討議すると同時に、おたがいの理解を深め合おうという確約が出された。

(3)生徒は前記の確約の線に沿って教師に対し、9月上旬、9月の下旬および10月に3度にわたって、話し合いを申し入れたが、いずれも理由の説明もないままに、そのまま延引され、結局握りつぶされた形になった。

(4)これらの事態に対する生徒の個々の抗議に、教師は「ろうあ者は常識がない。」「生徒は民主主義を、はきちがえている。」という差別的言動でしか報いることを知らなかった。

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by zentsuken2011oita | 2010-10-29 06:45 | ワンポイント学習シリーズ

ワンポイント学習シリーズ 蛇の目寿司事件

蛇の目寿司事件

蛇の目寿司事件(じゃのめずしじけん)とは、1965年9月19日、東京上野の寿司屋「蛇の目寿司」店内で聴覚障害者の男性と他の客とが争いを起こし、止めに入った店主を聴覚障害者が頭部強打で死亡させた事件。

◇寿司店内で二人の聾者が手話による会話をしていたところ、別の客三人から好奇の目を向けられ、やめるよう伝えても改まらなかった。そこで、席を立って客の肩を叩き注意を促したが、逆に殴られケンカとなった。店の主人が仲裁に入ったが、口で呼びかけても通じないためか食器(下駄もしくはボウル)でろう青年の頭を打ったため、今度はろう青年と主人とで争いになる。ろう青年に投げ倒された店主はコンクリートの床で後頭部を強打し、翌朝病院で死亡した。

◇事件の影響
事件そのものはありがちな飲食店での客同士のケンカに端を発する傷害致死事件だが、争いの発端や裁判の進め方などに関して障害者差別の疑念が持ち上がり、他の聴覚障害者らによる支援が行われて、聾唖運動にまつわる重要な一事件となった。

◇手話の使用に対する偏見
現在でこそ手話は聴覚障害者の主要なコミュニケーション手段として認知されているが、当時は口話法(発声訓練や読唇術などによる健常者相手にもそのまま用いれる会話方法)が重視され、聾学校の教育ですら手話は口話法より劣る手まねとして禁止されることも多かった。そのため、世間で手話を解する人口は極端に少なく、二人には店内で奇異の目が向けられることとなった。なお、この二人は日本ろう学校中等部卒の者と台湾の尋常小学校3年中退者で、口話法には習熟しておらず、手話が唯一の会話法だった。
 
◇裁判で手話通訳を受ける権利
被告のろう青年は、自分の主張が正しく通訳されていない疑いがあるとして、手話通訳者の交代を何度も願い出た。自分が手話で語る時間の長さに比べて、通訳者の発言時間が短すぎるなどの根拠によるものだった。これに対し、手話通訳者は「冗長すぎる部分は簡潔に要点をまとめた」と回答している。
判決に関して、意思疎通の不足で被告側の主張が十分に考慮されておらず、通常より重い量刑だとの意見もある。

◇ 判決
加害者のろう青年のうち、一人は懲役4年、もう1人は懲役10ヶ月執行猶予3年が言い渡された。
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by zentsuken2011oita | 2010-10-28 00:05 | ワンポイント学習シリーズ

ワンポイント学習シリーズ 安藤・高田論文

日本における 手話通訳の歴史と理念
~第8回世界ろう者会議提出論文~

9.手話通訳の理念
 ろう者の権利を守る手話通訳は、一つの理念である。この理念を一面的に単純化して、ろう者の保護者として手話通訳を理解することがあれば、それは誤りである。それは、ろう者の社会的自立、いいかえると、社会的行動の自由の獲得のための協力者であり援助者であるとすることが正しい。

 社会的自立の達成のためには、ろう者自身の自覚的努力と人間関係をも含めた社会的制度の整備されることが必要である。

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by zentsuken2011oita | 2010-10-27 00:23 | ワンポイント学習シリーズ

ワンポイント学習シリーズ 障害者権利条約についての研修  兵庫支部

「激動の障害者政策をどう読み解く」
~障害者権利条約、障がい者制度改革推進会議、私たちに問われるもの~
講師:藤井克徳氏
日本障害者協議会常務理事
障がい者制度改革推進会議議長代理

兵庫県の全通研支部の研修報告で藤井克典氏の講演全文が掲載されています。
障害者権利条約について学習を深めたい方はコチラ

 国連の加盟国は192 カ国です。このうち権利条約の批准を終えている国は、昨日現在(2010
年6 月20 日)で、87 カ国です。見方によってはまだ87 カ国しか批准していないということにな
ります。それだけ、各国とも国内法とのギャップを感じているのでしょう。形だけの批准では困
ります。日本を含めて、決して批准だけを目的化することなく、それぞれの国内法の水準アップ
を最大の目的とする実質的な批准であってほしいと思います。くどいようですが、手話の活動を
通して障害分野に携わっているみなさん、権利条約に繰り返し目を通してほしいと思います。
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by zentsuken2011oita | 2010-10-16 18:20 | ワンポイント学習シリーズ