2010年 11月 16日 ( 1 )

ワンポイント学習シリーズ ギャローデット大学

◇ギャローデット大学はアメリカ合衆国ワシントンD.C.所在の聴覚障害者のための大学です。
私立大学でありながら、連邦議会より多額の補助金を受けており、大学の教員であった言語学者ウィリアム・ストーキーが1960年に発表した論文「手話の構造」は、手話が自然言語であることを初めて指摘したものとして知られている。

◇ギャローデット大学には学部と大学院がある。学部は主に聴覚障害者が対象となっている。新入生で聴者は最高5%のみ。大学院には聴者の数の制限はない。大学院は手話言語学の研究で有名である。

◇大学キャンパス内には、ケンドール初等聾学校、モデル中等聾学校、同窓会館、英語学院などの施設も設置されている。大学図書館が収集したろうに関する重要な資料は質・量とも世界一を誇っている。また、ろう者に配慮した宿泊設備のあるケロッグ会議センターが設立され、各種の会議、セミナーなどが行われている。TTY(キーボード付の電話)の設備に加えて、大手の電話リレーサービスのソレンセン・コミュニケーションズの支援でテレビ電話が数カ所で設置されている。

◇大学内でのコミュニケーション手段はアメリカ手話(ASL)と書記英語である。アメリカ手話は、学生、スタッフ、教職員、学長など、全ての人が習得している。手話を知らない新入生、新採用になった教職員、他国からの留学生は新学期に備えて手話講習会に出席し、これを習得する必要がある。
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by zentsuken2011oita | 2010-11-16 01:53