大分の山
久住山は、大分県中央・西部に位置し、九重連山を形成する山の一つです。
6月中旬、 九重連山は、ミヤマキリシマが咲きみだれ、ピンクの絨毯が広がります。 この九重連山を歌った芹洋子の「坊がつる賛歌」があります。 「坊がつる」は、大分県の九重町にあり、大船山・中岳・平治岳・三俣山・白口岳などの九重連山に囲まれた、標高1300m前後の小盆地です。 かつては天台宗の霊場で、本坊弘蔵坊があったところから、「坊がつる」と呼ばれるようになりました。「つる」は、水流のある平坦地をさすそうです。 昭和27年(1952)8月、九州大学の学生だった松本征夫、梅木秀徳、草野一人の3人は、坊がつるの一隅にある「しんつくし山岳会」所有の山小屋「あせび小屋」の小屋番を頼まれて滞在していました。 悪天候が続いて宿泊者も訪れず、退屈だったため、3人は、山の名前を組み込んだ替え歌を作ることにしました。そのうちのいくつかは、当時流行していたヤットン節の替え歌で、そのほかに9連からなる『坊がつる讃歌』も作りました。 坊がつる賛歌 1 人みな花に 酔うときも 残雪恋し 山に入り 涙を流す 山男 雪解(ゆきげ)の水に 春を知る 2 ミヤマキリシマ 咲き誇り 山くれないに 大船(たいせん)の 峰を仰ぎて 山男 花の情を 知る者ぞ 3 四面山なる 坊がつる 夏はキャンプの 火を囲み 夜空を仰ぐ 山男 無我を悟るは この時ぞ 4 出湯の窓に 夜霧来て せせらぎに寝る 山宿に 一夜を憩う 山男 星を仰ぎて 明日を待つ 5 石楠花谷(しゃくなげだに)の 三俣(みまた)山 花を散らしつ 篠分けて 湯沢に下る 山男 メランコリーを知るや君 6 深山紅葉(みやまもみじ)に 初時雨(はつしぐれ) 暮雨滝(くらさめたき)の 水音を 佇み聞くは 山男 もののあわれを 知る頃ぞ 7 町の乙女等 思いつつ 尾根の処女雪 蹴立てつつ 久住(くじゅう)に立つや 山男 浩然の気は 言いがたし 8 白銀(しろがね)の峰 思いつつ 今宵湯宿に 身を寄せつ 斗志に燃ゆる 山男 夢に九重(くじゅう)の 雪を蹴る 9 三俣の尾根に 霧飛びて 平治(ひじ)に厚き 雲は来ぬ 峰を仰ぎて 山男 今草原の 草に伏す
by zentsuken2011oita
| 2011-03-04 01:42
| 大分の名所シリーズ
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