ワンポイント学習シリーズ  デフリンピック

◇身体障害者のオリンピック「パラリンピック」に対し「デフリンピック(Deaflympics)」は、ろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されています。

障害当事者であるろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会であり、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められるところに大きな特徴があります。

 なお、デフリンピックへの参加資格は、補聴器をはずした裸耳状態での聴力損失が55デシベルを超えている者で、各国のろう者スポーツ協会に登録している者とされています。また、競技中に補聴器を装用することは禁止されています。これは身体の安全を確保する観点によるものです。

 現在の加盟国は104カ国です。

◇パラリンピックとデフリンピック 
 国際パラリンピック委員会(International Paralympic Committee)が1989年に発足した当時は、国際ろう者スポーツ委員会も加盟していましたが、デフリンピックの独創性を追求するために、1995年に組織を離れました。そのために、パラリンピックにろう者が参加できない状況が続いています。なお、デフリンピックの独創性とは、コミュニケーション全てが国際手話によって行われ、競技はスタートの音や審判の声による合図を視覚的に工夫する以外、オリンピックと同じルールで運営される点にあります。また、パラリンピックがリハビリテーション重視の考えで始まったのに対し、デフリンピックはろう者仲間での記録重視の考えで始まっています。しかし、現在は両方とも障害の存在を認めた上で競技における「卓越性」を追求する考えに転換しています。◇ 「デフリンピックに参加する世界中のろう者は主として国際手話を使ってコミュニケーションを図ります。各国の手話はそれぞれ歴史があって違いますので、国際交流の中で世界中に通じる手話が作られてきたのです。

ろう学校等におけるデフリンピック啓発事業

◇平成22年度より2年間の事業として、全国のろう学校や難聴学級設置校にて中学部高等部の生徒を主な対象に「デフリンピック教室」を実施することで、(1)ろう学校等における認知度を100パーセントに高めてネットワークを形成するとともに、(2)ろう学校の生徒にデフリンピックへの夢を与えて選手育成の裾野を広げることを本事業の目的としております。
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【[2010年12月16日 大分合同新聞より引用】
大分市の県立聾(ろう)学校(横山賢校長)で、聴覚障害者の国際大会で活躍する選手が来校する「デフリンピック教室」があった。中学部と高等部の生徒33人が参加し、スポーツの楽しさや努力することの大切さを学んだ。

詳細は→コチラ
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by zentsuken2011oita | 2010-12-18 05:20 | ワンポイント学習シリーズ
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